【ターンテーブル動画】 A.コルネイエフ 『フルート・ソナタ ホ長調 BWV1035』(1974年)

Μелодия   33C 10-06137-8

ロシア(旧ソビエト)のフルーティスト、アレキサンドル・コルネイエフ(1930-2010)による『フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV1035』全曲の【ターンテーブル動画】。

チェンバロはアレクサンドル・バフチエフ。この2人で無伴奏ソナタも含めバッハのフルート・ソナタ全曲を1971年と1974年にレコーディングしている(LP2枚)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全集のもう1枚

コルネイエフは長くモスクワ・フィルハーモニーの首席フルート奏者を務めた人。年代的にはK.コンドラシンがモスクワ・フィルの音楽監督を務めていた時期と重なるので、例えばコンドラシンの「ショスタコーヴィチ交響曲全集」のレコーディングにも当然参加していたであろう。

ロシア(ソビエト)の管楽器奏法というと、日本人には過度と思われるようなヴィブラート、華美な音色、テクニック至上主義、強烈なフォルテシモ(特に金管)、というイメージがあるが(実際、そういう音を作るプレーヤーもたくさんいる)、コルネイエフのフルートは適度な音の膨らみを持ち、コントロールされた正面切っての堂々とした演奏で、繊細さも持ち合わせている。第1楽章「Adagio ma non tanto 」の終わりの部分の音色などは、オーボエにも近いような、人間の声を思わせる得も言われぬ魅力的なものと感じた。
もちろん、バッハの作品だから、ということもあろうが、ニコレ、ランパル、グラーフなどの演奏にも勝るとも劣らない気品のある演奏だ。

アレキサンドル・コルネイエフ

 

 

【プレーヤー】Luxman PD-171
【カートリッジ】audio-techinica VM540ML/H

 

なお、このBWV1035のソナタは、1741年に作曲されたと言われている。
バッハは生前、プロイセンのフリードリヒ大王の宮廷であるポツダムのサンスーシ宮殿を二度訪れている。1回目が1741年、そして2回目が『音楽の捧げもの』が書かれた1747年。

1741年の訪問は、前年からチェンバロ奏者として大王に仕えていた彼の次男カール・フィリップ・エマヌエルを訪問するためだと言われている。この時、自らフルートを奏でる音楽好きであると当時に戦争好きでもあった大王は、第1シレジア戦争に出陣中で宮廷を留守にしていたという。
この曲はその時、大王のフルート演奏の相手を務めていたミヒャエル・ガブリエル・フレーデルスドルフと出会い、彼とカール・フィリップが演奏することを想定して作曲されたと思われる。

有名な油彩画『フリードリヒ大王のフルートコンサート』(A.メンツェル 1852年)で、フルートを吹く大王の向かって右側で背中を見せチェンバロを弾き、大王に目配せしているのは、当然カール・フィリップと思われる。

 

 

 

バッハ声楽作品の新着レコード、CDご紹介!

 

 

主に声楽作品以外のバッハの名盤、珍盤、モノラル盤、SP盤(78rpm)のターンテーブル動画を配信していきます!

投稿をシェアする

LATEST BLOG

いつでも、どこでも、K-MIX!

ラジオで聴く

  • 静岡

    79.2MHz

  • 浜松

    78.4MHz

  • 沼津三島

    86.6MHz

  • 掛川

    80.3MHz

  • 島田

    85.9MHz

  • 富士富士宮

    85.8MHz

  • 下田

    80.5MHz

  • 東伊豆

    78.6MHz

  • 御殿場

    81.6MHz

  • 熱海

    83.0MHz

スマホ・タブレット・PCで聴く

県内のラジオ、過去1週間分無料。
プレミアム会員で全国配信。

→ radiko 公式サイト

RADIO

現在地の周波数に
チューニング

radiko

県内のラジオ無料
プレミアムで全国配信