【タイムテーブル動画】 バッハ『ブランデンブルク協奏曲 第2番 へ長調 BWV1047』K.ミュンヒンガー/シュトゥッツガルト室内管弦楽団 78rpm

LPでもリリースされているカール・ミュンヒンガー(Karl Münchinger  1915-1990)とシュトゥッツガルト室内管弦楽団による1回目の『ブランデンブルク協奏曲』全集より。おそらく1949年から50年に、シュトゥッツガルトではなく、スイス・ジュネーヴでレコーディング。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ソリストはラインハルト・バルヒェット(ヴァイオリン)、アンドレ・ペパン(フルート)、ポール・ヴァレンティン(オーボエ)、パオロ・ロンジノッティ(トランペット)。管楽器の3人はいずれもジュネーヴに本拠を置くスイス・ロマンド管弦楽団の当時の首席奏者。

 

 

 

「楷書的真面目演奏の代名詞」のように言われ、ピリオド時代の現代からすると旧態依然のイメージを持たれる向きもあろうが、今聴いてもその贅肉はなくも決して硬直化せず、芳香豊かなコーヒーのような味わいのあるその音楽は、むしろバッハの音楽が持つ「超時代性」は再認識させるものである。
バルヒェットのそれはミュンヒンガーと同じ方向を見つめた演奏だが、アンセルメに鍛えられたスイス・ロマンド管弦楽団の3名がそこに色香を添えていることも、そんな印象をもたらす要因かもしれない。

 

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