【ターンテーブル動画】 P.カムマロータ 『無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007』 ファゴット ver.

前回、『無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007』リュート編曲版のターンテーブル動画をアップしたので、引き続きファゴット(バスーン)編曲版をアップ。

 

GOLDEN CREST RECORDS  RE-7047

演奏はポール・カムマロータ。
アメリカ・ニューヨークのレーベル「ゴールデン・クレスト・レコード」(1956年~1983年)が1972年にリリースしたアルバムより。C/Wは「第2番 ニ短調 BWV1008」。

このレコードは今から40年以上前、中学3年生の頃、銀座・山野楽器の「ファゴット・コーナー」で見つけたと記憶している。私は当時(高校を卒業するまで)ファゴットを習っていた。

 

 

 

チェロとファゴットは同じテノール音域の楽器なので、アレンジした時の違和感が少ないと思われる。しかし、チェロが重音奏法可能なのに対して、ファゴットは当然それができない。できないものはできないので、そこは単音になる。
また、このレコードに収録された第1番、第2番は演奏が案外容易いのかもしれないが、ファゴットの複雑(特に左親指)な運指を考えると、演奏テクニック的には第1番が最も簡単で、番号を増すにつれ難しくなり、第6番はチェロで弾くにも相当難しい(無理がある)らしいチェロ組曲全6曲を、ファゴット版で揃えるのは難しいのだろうか?(あいにく、市場にファゴット版のCDが出ているか否か、調べていないが・・・。)


カムマロータはジュリアード音楽院で学び、卒業後はニューヨーク市立オペラ、そしてメトロポリタン・オペラにも在籍していたことがある人なので、おそらく十分な実力を持ち、そして意欲もあったファッゴティストだったのだろう。ヨーロッパ系の厚く丸みを帯びた音色とは異なり、かなり明るめの、そして録音もしっとり系ではなく、メリハリ強め系なので、好き嫌いは分かれるかもしれない。


しかし、お馴染みのメロディーが「人の声に最も近い楽器」と言われるファゴットによって演奏されるのは、愉快である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【プレーヤー】Luxman PD-171
【カートリッジ】audio-techinica VM540ML/H

 

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