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2018/06/26

「入居さんいらっしゃい」６月２５日分おさらい

６月２５日の第一不動産presents 入居さんいらっしゃいは、
法律を教えてタモーレ HOT525をお送りしました。
今回の内容はコチラでした！

RN：ここあさん
「はじめて、メールをします。非常に困っています。
住んでいる借家は約築４０年、住んで３５年になります。
母が亡くなり現在は一人で暮らしています。
借家はほかにもあり大家の持ち物で不動産屋が管理しています。
なので家についてのやり取りは不動産屋と話しをしています。
ここ数年老朽化がますます進み、
軒は剥がれ家の中にまで蔦が隙間から生えてきている状態、お風呂の浴槽は穴が空き
浴室の壁や床にも隙間も出来て水が下に漏れているほど、全体的にひどい状態です。

一昨年、シロアリが出て駆除をしてもらうと同時に、床の張替はしてもらえました。
昨年５月、隣人が補修して欲しいと不動産屋に伝えたところ、大家が
「シロアリの駆除等でお金がかかった、老朽化しているこの借家にこれ以上お金をかけられない、
年内で退去してもらいたい。」との返事だったとのことでした。
合わせて、大家所有の物件へ同じ家賃で転居をと提案されました。
私も同じ借家に住んでいるので同じように退去と転居の提案を言われ、
転居先の家を見学してみると周りは外国人しか住んでいない賃貸物件、
さすがに女性一人暮らしでその環境化に移るのはと、躊躇しお断りしました。
ですがほかに転居の場合、「転居先の費用・引っ越し費用等一切みられない」と言われてしまいました。
正直、金銭的に余裕がない状態でほかに引っ越す余裕がありません。

その後、大家も考えが変わったのか、
まだ今の家に住んでいてもいいとの事になりましたが、修繕は出来ないとの考えはそのままでした。

以前インターネットで大家の修繕義務について見たことがあり、
それについて不動産屋に言うと、「法律ではそうかもしれないが実際は出来ない」、
他の人に相談してまた決めて考えますと言ったら、
「相談するのはいいですが歩み寄らないとまとまる話もまとまらなくなってしまうから」と言われてしまいました。

それから約１年、音沙汰がない状態です。
今まで家賃を滞ったことはありません。ですが家賃をしっかり払っているのに修繕はしてもらえない、
引っ越しにかかる費用等もみてもらえない、私は泣き寝入りするしかないのでしょうか。」

でした！

そしてプロの答えはコチラ！

—–

第一不動産　江本さん：
お風呂にも穴が空いているというと相当な状態ですよね。
ただ、今回の物件を修繕しようとすると、かかる費用はおそらく莫大な金額になり、
お家賃とのバランスを考えますとオーナーさんとしても採算が取れないとなると
修繕の義務はあるのですがやはりなんとも言えないところです。
建物老朽化に伴う退去という形で、間に入ってもらっている不動産屋さんに相談して落とし所を見つけていくしかないと思います。
他の物件への引越し費用などは出しませんよということですが、
話しようによっては相談の余地があるかもしれません。
引越しまでの半年家賃を無し・敷金の戻りでそれを引越し費用にしてもらうなど
方法を模索するためにもまずはココアさんからアクションを起こしていくしかないですね。

栗田弁護士：
法律で修繕義務はありますが、実際はできないと言われることはよくあります。
話しが進まないのなら裁判するしかないですが、費用面を考えるととても厳しい。
なので不動産屋さんに相談してうまく間をとる解決策を見出すしかないかなと。
引越し費用が出せないからその物件に留まるしかないが、
そのままにしても物件は悪化するばかりなので、こちら側から行動に移すしかありません。
まずは弁護士に相談してもらって作戦を考えましょう。

とのことでした！

さて、こちらのコーナーでは、不動産トラブルや、
賃貸や契約などお悩みなどを随時募集しています。
タイトルに「入居さん」と入れてkids@kmix.jpまでお送りください。

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