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9月25日付と29日付のブログで「今年、アーティストが発した、私を感動させた3つの言葉」の内、2つをご紹介しました。1つはSTARMARIEののんちゃん(木下望)の「バカはバカなりに考えている。」、もう1つはTOMOOさんの「『get』することは『give』すること。」です。残った3つ目はこのブログで2019年の総括でもする時にお話ししようかと思っていましたが、前回、小園美樹ちゃんのお話をした「『必要とされる』ということ」を書いている最中に、その3つ目の言葉と、今書いている話の根っこは同じだな、と思ったので、前回の記事の補完という意味で、今回、その言葉をご紹介することにしました。
今更ながら、その言葉を発したのはkainatsuさん、なっちゃんです。
なっちゃんは今年、ニューアルバム『BOOKMARK』のリリースに合わせてツアーを行い、静岡でも4月27日(土)、清水のSOUND SHOWER arkで追加公演が行われました。なっちゃんのワンマン・ツアー・ライブを観るのいつ以来だろうか?と思いながら会場に向かいました。雨が降ったり、急に青空が見えたり、不思議な天気の日でした。
『BOOKMARK』を一緒に作り上げたhuenika とともに、アルバム収録曲を中心に曲を愛おしむように歌っていくなっちゃんの、とても自然で、しかし、今彼女が抱いているであろう強い気持ちが、その芯にあることを感じさせるライブでした。
終演後、お客さんがいなくなった客席で私はなっちゃんにこう言いました。
「初ワンマンの時と同じくらいジ〜ンときた。」と。
それはもちろんパフォーマンスそのものについてもそうだったのですが、実はそう感じた1番の要因は、なっちゃんがアンコールの時にお話しした言葉にありました。
「私はいつもみんなのポケットの中にいるから、いつでも手を突っ込んで。」
この言葉はなっちゃんがアーティスト活動、ラジオ・パーソナリティ活動を13年以上続けてきて、到達し、確信するに至った「自分の在り様」を告白した、とても強いメッセージだと私には感じられました。
大学4年生の時にCDデビューし、社会人1年目からラジオ番組に挑戦し、色々な人との出会いや別れがあり、結婚をし、お子さんが生まれ、35歳のひとりの女性としての今の自分の存在と人との交わりについて、簡潔且つ潔く言い表した言葉です。「とうとうここまできたか・・・。」と思ったら、何だか感動せずにはいられませんでした。
もちろん、ご結婚する前後から、なっちゃんのこういう気持ちについては、作られ、そして歌われる曲や、ラジオのトーク、ライブMCから感じ取りはしていました。『LiFEWORK』、『暮らしのはなし』、そして『BOOKMARAK』と、なっちゃんの歌う世界は、日常生活でのふとした思い、人との繋がり、自分の歌や話を聴いてくれる人(それが目の前にいる人でも、ラジオやCD、スマホやPCを介して、目に見えずに接触している人でも)への思いの丈に満ち溢れていったように思います。それを総括したのが「私はいつもみんなのポケットの中にいるから、いつでも手を突っ込んで。」という言葉だと私は解しました。
まさにこれは人から必要とされている、そして必要とされたいと思う、ひとりの人間のとても美しく力強い言葉だと、皆さんには思えませんか?
こういう思いを抱かせてくれるから、ひとりのアーティストと長い時間をともにし、共同作業を続けていくのが楽しくて仕方がないのです。「kainatsu、ここに在り!」なのです。
今回はいつもに較べればとても少ない文章量ですが、これで終わりにしたいと思います。
次回は「BOOKMARK」ツアーのワンマン・ライブとともに、私の記憶に感動として残る、なっちゃん22歳の時の初ワンマンのお話、というか、その日とその翌日が、私のラジオ屋人生の中でも特に忘れ難い2日間であった、ということについてお話ししたいと思います。
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