冬の訪れ文化祭

来る11月30日(土)K-mix 1階 space-Kで「K-mix Midnight Rendez-vous “ミドラン” 冬の訪れ文化祭Vol.2」というイベントが開催されます。このイベントはタイトルの通り、月曜から木曜の深夜1時からオンエアされている「K-mix Midnight Rendez-vous “ミドラン” 」(以下「ミドラン」)の出演者全8組(今回は半育休中のコントラリーパレードのたなかまゆさんの代わりにRitomoさん)が出演するK-mixの自主事業です。

「ミドラン」は各曜日2組のアーティストがコラボしてお届けする、という珍しいスタイルの番組で、そのアーティスト同士が番組開始以前から親しかった、という場合もあれば、この番組で初めて対面して番組をスタートした、というケースもあります。その「組み合わせの妙」みたいなところがこの番組の生命線と言っていいでしょう。

そもそもK-mixでアーティストが日替わりでパーソナリティを務める帯番組、というのは2005年にスタートした「K-mix 8×8(エイト・バイ・エイト)」が始まりで、その後2013年に「K-mx Maison de Ami」に発展し、そして2017年4月、「K-mix FOOO NIGHT ピンソバ」がスタートするのを機に、アーティスト帯番組としては3代目になる「ミドラン」が現在の深夜帯でスタートすることになりました。2代目の「Maison de Ami」では、担当する6組がローテーションで互いの番組に出演したり、普段は同じ曜日を前半後半と分け合って担当している2組が、枠を取っ払って合同で1時間の番組を一緒にお届けしたりする、というアイデアを取り入れ、アーティスト同士の繋がりやコラボ感を打ち出してきましたが、「ミドラン」はそれを一層推し進め、最初から2組のアーティストが日替わりで出演する、という1時間番組になったのです。
現在出演しているアーティストのうち、京太朗と晴彦拝郷メイコさん、コントラリーパレード岡田寝具の岡田ピロー君の4組は、「8×8」の時代から、井上侑さんは単独箱(週1回)番組を経て「Maison de Ami」から、劇団ペテカンの濱田龍司さん、四條久美子さんの2人とつだみさこさんは「ミドラン」スタートと共にK-mixの仲間に加わり、オガワマユさんは番組スタート
1年後の2018年4月からメンバーに加わりました。しかも、一緒に同じ曜日を担当することになったみさこさんとマユさんは、同じピアノ弾き語りのシンガーソングライターではあっても、それまでライブで共演したことはもちろん、面識もなかったという間柄。
一体何故そんな2人がいきなりコンビを組んで、しかもマユさんに至ってはラジオ・レギュラーも初めてという状況で、このキャスティングが実現したかと言えば、私が2人を引き合わせたわけでなく、とある音楽系出版会社のエディターであるT氏からの提案があったからです。T氏は私にとっては“アーティスト番組の影の手配師”的存在で、(私が勝手に思っているだけかもしれませんが)とても大切な私のブレーンであり、相談相手です。事実、侑さんを知るきっかけも、ペテカンという、私のフィールドではない、ルーティン・ワークでは絶対巡り会えなかったであろうお芝居の世界の方々を教えてくれたのも、みさこさんを私に引き合わせたのもこのT氏です。つまり、現在「ミドラン」のメンバーのうち、半数にあたるアーティストは、T氏がいたからこそ実現したキャスティングの結果というわけです。
以前にもこのブログでもお話しした記憶がありますが、私は一度深く信頼するようになった人の意見やアイデアには実に従順で、そこからさらに自分らしく、新しいアイデアを加えてより強固な企画を作ることで、さらにその人との繋がりを深めていく、という方法論をこれまでずっと取ってきました。これこそ私の大きな財産です。

昨年11月、そんな「ミドランの」の番組イベントをやろう、と思ったひとつの大きな理由は、ペテカンの濱田さんと四條さんの存在が大きかったと思います。それ以外の7組は別のK-mixイベント「K-mixアーティストたちの音遊戯」には出演していて、それこそ顔馴染みだったわけですが、濱田さんと四條さんを知っているのは、月曜に一緒に番組を担当する侑さんだけで、他のメンバーとは面識がありませんでした。なので早く全員集合の場を作りたかったこと、そして、音楽ライブだけでなく、お芝居、コント、朗読劇など新しいコンテンツをリスナーやファンにプレゼンテーションし、しかも、そこにミュージシャンである他のメンバーが絡んでいくことで、今まで(少なくともK-mixのイベントでは観たことのないような)新しいエンタテインメントを体験していただきたい、と思ったからです。ですからイベント・タイトルも「ライブ」や「コンサート」ではなく、みんなでワイワイ、いろいろなことにチャレンジして、出演者も観客も楽しめるイベントにしたい、という想いを込めて「文化祭」としたのです。

昨年の第1回、ペテカン周りのことだけを例にとっても、侑さんのピアノ伴奏(劇伴)に乗って濱田さんと四條さんが朗読劇をしたり、2人の「是非に。」というご指名で、京太朗君が四條さんの恋人役になってコントをしたりと、とても新鮮な光景を観ることができました。特に父と娘との手紙のやり取りを扱った朗読劇『ラブレターズ』は、最初は軽妙なコント的なものだと思っていたら、それが進むにつれて実はシリアスなシチュエーションなものであることが分かっていき、結果的に劇が終わったら会場のあちらこちらで涙を見せる方がいらっしゃったのが印象的でした。来場者アンケートでからもこの『ラブレターズ』を絶賛する声が多数寄せられ、他の出演者からも「あれはよかった。」という意見がたくさんありました。

 

さて、そんな何が呼び出すかわからない「ミドラン 冬の訪れ文化祭Vol.2」が11月30日(土)に開催されます。2回目をやるからには、昨年と同じアプローチや同じ組み合わせのコラボでは面白くないでしょうし、お客様のテンションも上がらないのでは?と思い、昨年のコラボが同じ曜日で共演するアーティスト同士のものだったのに対し、今回は曜日の壁を飛び越えて「この人とこの人がセッションしちゃうんだ!!」という意外なセッションや、ありそうでなかったコラボが実現します。組み合わせを決めたのは私ですが、出演者たちは皆「誰とコラボしたとしても、絶対楽しいから大丈夫だし、どんな組み合わせになるのか楽しみ!」と言ってくれました。唯一、「ペテカンとのコントの相方が自分には回ってきませんように・・・。」と思ったであろうということを除いては。

セッションを含めたセットリストがほぼ出揃い、今、私の目の前にあります。

「これって、一体どうなるの?」という曲目や、オープニング・アクトのRitomoさんが誰かとセッションする曲も、今から楽しみです。
セッション曲についてはそのコラボをする2組以外の出演者は、当日リハーサルが始るまで知りません。また、イベント最後の全員コラボ曲は、Ritomoさんも含めた全員がリレー方式で制作中で、その曲の現時点での完成具合やどんなタイトルのどんな曲なのかは、逆に私が知りません。

 

「K-mix Midnight Rendez-vous “ミドラン” 冬の訪れ文化祭Vol.2」。まさにアーティストたちによる「文化祭」。誰もが経験したであろう中学生、高校生時代の「何だか分からないけどワクワクする。」という気持ちの高まりがそこにはあります。
是非ご来場ください。

 

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