「京太朗と晴彦」という名の「ちゅーぼー」

京太朗と晴彦と初めて会ったのは何時だっただろうか?」と自問してみます。

しかし、例えば同じくらい私にとって大切なアーティストたち、例えばkainatsuさん(なっちゃん)を初めて目撃した日や、彼女と初めて話をした日にちを「何年何月何日」と正確に覚えているのとは違い、ふたりと初めて会った日にちは全く覚えていません。ただ、彼らのレギュラー番組「K-mix 8×8〜京太朗と晴彦の音楽男塾〜」がスタートしたのが2007年4月のことですから、おそらく2006年には出会っていたのでしょう。

何だか、とても彼らをぞんざいに扱っているように聞こえるかもしれませんが、日にちは覚えていなくても、初めて会ったその日の京太朗と晴彦の印象は、今でも鮮烈に私の脳みそに刻まれています。

 

京太朗と晴彦が静岡県と繋がったのは、伊豆・大仁の音楽コンテストで彼らが優勝したことがきっかけでした。当時ふたりをサポートしていたマネージャー的存在の方が、その流れでK-mixにアプローチして、京晴と私は初対面したのです。

初顔合わせをした後、「お昼をご一緒しましょう。」ということになり、局の近くの「安いけど、味と量は大満足」という台湾料理屋で、京晴、マネージャー、私の4人は680円の定食を食べながら、世間話をしたのだと思います。しかし、その内容も私は全く覚えていません。

ただ、ひとつだけ覚えていることがあります。

それは、京太朗と晴彦というふたり(当時30歳近かったはずですが)が、まるでいたずら盛りで、怖いもの知らずの、とても手がかかる、でもでも、とても人懐こくて、目をキラキラさせて、人の輪に飛び込んでくるような、言ってみれば、中学生がそのまま大人になってしまったような人たちだった、ということです。

とにかくふたりは「自由」でした。初対面なのにそんなことはお構いなく、「好奇心なのか?」「ただしゃべりたいだけなのか?」それを知る由はありませんが、とにかく「初めて」という言葉は、彼らの辞書には存在していないようでした。でも、そこには「図々しい」「馴れ馴れしい」「生意気」という言葉も存在していないのです。要は中学生男子を見たり、話したりして感じる「“ちゅーぼー”なんだから、まぁ、こんなもんか・・・。」というのと同じように、ごく自然に納得して、「ハイ、おしまい!」と、とにかく和やかな気持ちになるのです。

 

この「自由さ」が、「彼らを追いかけたい」「一緒に番組をやりたい」「イベントやライブもやりたい」と思った最大の理由です(私にとって長年のテーマである「音楽とキャラクターのギャップ」という点においても、彼らの魅力について語りたいのですが、それはまた別の機会に)。

 

この時私が感じた京晴の印象は、13年経った今でも変わりません。しかも、今一緒に「K-mix Midnight Rendez-vous “ミドラン”」(火曜 25:00〜26:00)を担当していて、ふたりと同い年の盟友、拝郷メイコさん (メイちゃん)も、ふたりのことを「中学生みたいな奴ら」と一言で片付けるのです!実に愉快ではありませんか!!

 

そんな京太朗君と晴彦君もいつの間にかK-mixアーティスト歴は、なっちゃんに次ぎ2番目。ここ2年ほどは「ミドラン」出演アーティストたちのお兄さん的存在、良き相談相手になっているのだから、世の中どうなるか、本当にわかりません。

加えてふたりはアーティストとしての姿とは別に、それぞれの個性と実力、興味を活かして新しい世界にも勇敢に足を踏み入れました。

京太朗君は以前から強く希望していた本格的ラジオ・パーソナリティとして、この4月から「K-mix らじコン」を担当、一説によると「第2の池上彰」を目指しているらしいです。でもこれを一笑に付すのは慎んだ方がよい、あながち「この話、なくはない」と私は思います。京太朗君には世間を冷静に、そして鋭く見つめる「眼」みたいなもの、そして様々な事象を「解く」才能があると思っていますし、それを活かそうと、彼に新しいステージを用意した私の部下である番組プロデューサーT君の目の付けどころを、褒めてあげたいところです。

一方、酒と山をこよなく愛する晴彦君は高円寺に「山小屋酒場 ハル」を開業し、ここを様々なアーティストやファンが気軽に立ち寄れる場にしたのです。また、まだ実現には至っていませんが、彼はその興味と情熱をベースに、あるイベントの企画書を作成して私に送ってきました。あの晴彦君がです!まるで広告代理店のプランナーが作ったような本格的な企画書を読んで、何とか彼の気持ちに応えてあげたいと思っているところです。

 

キャリア、人生の積み重ね方は人それぞれです。

 

これからも京太朗君と晴彦君には「永遠のちゅーぼー」として、「自由」に動き回って欲しいと、心から願っています。

 

「以上!」と終わりたいところですが、京太朗と晴彦の音楽について全く触れていませんでした(笑)。

私が彼らの曲の中で特に好きなのは『answer』と『第3京浜を駆け抜けて』です。単なる偶然ですが、晴彦君の曲ですね。敢えて「何故か?」とは言いません。でも是非聴いていただきたい、「男の名曲」です。2曲ともアルバム『day by day』に収録されています。『answer』を聴いて「何だか共感しちゃうな。」とか「ハッとさせられた。」とか「生きよう!」と思ったという中年・壮年男性を私は何人も知っていますし、私もそう感じ、思います。

 

最後に、私が心の底から本当にうれしく、力強く思った今年5月のエピソードをひとつ。

5月11日、磐田市の「遠州大工職人祭り」の会場で、「らじコン」の公開生放送があった時のことです。この日はライブ・ゲストとしてなっちゃんが出演していたのですが、その数日前になっちゃんからこんな連絡がありました。

 

「晴彦さんはいないけど、私のステージに京太朗さんに登場してもらって、京晴の『君がいる世界』をセッションする。私が京晴の素晴らしさ、凄さをみんなに知らしめなくて、誰がやる。」

 

K-mix が両者を繋いだ一本の線が、とても強固で確実なものであることを実感し、なっちゃん、京太朗君、晴彦君の3人のことをとても誇らしく思ったのでした(因みに『君がいる世界』には今のところ「kainatsu・セッション・バージョン」と「拝郷メイコ・セッション・バージョン」があるのですが、これからも色々な女性アーティストとのセッションをこの曲で聴きたいものです)。

 

 

最後の最後に一言。

このブログで、なっちゃんと私の出会いについての記事が掲載された直後に、京太朗君からこんなメールをもらいました。

「で、京太朗と晴彦のことはいつ・・・。」

私は一言「そのうちに」と短く返信しました。

京太朗君、「そのうち」っていうのはこんな感じでよろしかったでしょうか?

 

 

「リアル・ちゅーぼー」時代から立ち位置は同じな京太朗君(左)と晴彦君(右)

 

 

 

 

 

 

 

 

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